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"朱い実"それは京都大学の一画に作られた保育園をいいます。
20年前、共同保育を始めた母親たちが、幼な子たちの澄んだつぶらなひとみが濁ることなく、あかいほっぺをして、いきいきとあそぶ子どもたちであることを願ってつけられた名前なのです。
今では"朱い実"の名にちなんで植えられた保育園の園庭の「ぐみ」や「ざくろ」があかい実をつける季節になると、どこからともなく、野鳥がやってきて、熟した実をついばみます。そして、その実をどこかへ運んでいきます。鳥たちによって運ばれた一粒一粒の"朱い実"は大地に落とされ芽をだし、そのうちに、美しい実をいっぱいつけてくれるに違いありません。
わたくしたちは、みんなでそれを願っているのです。(1985年20周年を記念して出版した「朱い実の子どもたち」の故永田量子元園長の文章より)
戦争や迫害によって、幼い子ども達の生命が奪われることのないように、戦争を引き起こし貧困をもたらすものと闘い、平和でゆたかな世の中をつくるために努力します。
働く婦人の権利と地位を守り、重税と高物価に苦しむ勤労者の生活を守るために努力します。
全国各地における保育所づくりの運動と連帯を深め、相互に援助を行います。
ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために、力を合わせることのできるような心の豊かな保護者に、職員に、保育所協力者になるよう努力します。
1954年 | 京都大学「花の輪」サークル 保育所づくり運動はじまる |
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1964年 | 個人宅で4家族の共同保育がスタート |
1965年4月 | プレハブ園舎で30名の保育が始まる(現在地) |
1965年9月 | 京大病院産科横プレハブ園舎建設 60名の京大保育所となる |
1969年 | 京都市の認可保育園になる |
1972年 | 2箇所に分かれていた保育園を合併 60名で出発 |
1973年 | 風の子保育園(姉妹園・京大病院近く)が認可 |
1976年 | 幼児を設置することにし、社会福祉法人認可をめざす 幼児棟・ホール建設 |
1977年 | 厚生省認可 樹々保育園(朱い実保育園)として120名の乳幼児保育が出発 |
1982年 | 乳児棟建設 |
1985年 | 20周年を記念して「朱い実の子どもたち」を出版(ミネルヴァ書房 朱い実保育園職員会編) |
2002年 | 多目的保育室完成 職員室・屋上プール設置 35周年を記念して「子どもが育つおとなも育つ 四苦八苦の朱い実の日々」を出版 (かもがわ出版 朱い実保育園職員会編) |
2015年 | 耐震改修 給食室・多目的ホール改築 |